第22回日本乳癌学会東北地方会
会長 長谷川 善枝
(八戸市立市民病院乳腺外科)
第22回日本乳癌学会東北地方会を開催させていただくにあたりまして、皆さまにご挨拶申し上げます。
東北地方会は原則的に東北6県での持ち回りで開催されておりますが、第20回より二人会長制となり3回目の地方会となります。この度弘前大学の岡野先生とともに会長を拝命し大変光栄に存じます。
近年はCOVID-19パンデミックにより学術集会の中止を経て完全WEBからハイブリッドと開催形式を模索して参りましたが、昨年からは地方会での全員懇親会の復活、そして第32回日本乳癌学会学術総会が東北大学石田孝宣先生の会長でここ仙台で開催され、大変盛り上がったのも記憶に新しいことでした。対面での交流の大切さを実感されていると思います。
乳腺診療を取り巻く状況は、医療スタッフの少ない東北地方は厳しいものがありますが、それだからこそチーム医療の重要さ、将来を担う若手スタッフの育成の必要性を共有していると思います。地方会を通じて多くの医療者の乳腺診療のレベルアップ、交流がさらに発展できればと願っております。
第22回日本乳癌学会東北地方会
会長 岡野 健介
(弘前大学医学部附属病院 消化器外科・
乳腺外科・甲状腺外科)
この度、八戸市立市民病院の長谷川先生とご一緒に第22回日本乳癌学会東北地方会会長を務めさせて頂きますこと大変光栄に存じます。
本会では「ゲノム診療の今・未来」をシンポジウムのテーマとさせていただきました。東北地方は医療スタッフが不足しているため、医療機関によってゲノム診療の状況が大きく異なり、苦心されている先生方がおられると思います。シンポジウムではこの現況を把握し、より良いゲノム診療の未来に向けて議論ができればと願っております。
乳癌は依然として多くの女性に影響を与える重要な疾患であり、私たちがこの本会で共有する研究成果や臨床経験が、より多くの患者様の命を救い生活の質を向上させることに繋がることと思っております。また、医師やメディカルスタッフ、学生、市民が一堂に会し、最新の研究成果や治療法について議論することで、東北地方全体の乳癌の知見が深まることと信じております。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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